国産・無添加の出来立てだから、生食に限りなく近い食事を提供できるドライフード、PRIMO(プリモ)。お届けしたいのは健康と安心です。
フードのにおいについて − 自然食ならではの課題
- 季節の変わり目は特ににおいが変化しやすくなります
- 日本人の私たちにとって、移ろう季節の変化は楽しみでもありますが、プリモドッグフードの製造にとっては非常に悩ましい時期でもあります。一日の内の温度や湿度の変化が大きくなると、製造するドッグフードの薫りの仕上がりに大きな変化がでてしまい、結果としてお客様にご心配をお掛けしてしまうことが多くなるからです。
ドッグフードの薫りは、製造時の気温、乾燥度合いと湿度により匂いが変わります。それも、2〜3度の微妙な違いで変わってきますので、経験と勘に基づき毎回微妙な乾燥時間や乾燥温度の調整をしながらの製造になります。
ご存じの通り、プリモは素材のもつ力をなるべく壊さず高い栄養価を保ちながらも、ドライフードの手軽さを提供するという画期的な製法で製造しております。この相反する利益の両立には、低温・低圧での微妙なバランスを狙うという職人技あってこそなのです。
その乾燥のプロセスにおいて、少し高めの温度で乾燥が早く進むと、香ばしい良い薫りの仕上がりにはなりますが、素材のフレッシュさはより失われることになります。逆に、少し低めでゆっくり乾燥が進むと、人にとっては少し腐敗臭のような嫌な薫りが残ってしまいますが、素材のフレッシュさはより保たれる仕上がりになります。どちらの場合も、しっかり狙った数値まで乾燥させますので、商品としては全く問題ないのですが、その薫りの違いが結果として飼い主様にご心配をかけることになってしまいます。犬にとっては、腐敗臭はいい薫りでもありますので、食いつきの部分でも全く問題ないので、本当に悩ましいところです。
一般的なドライフードメーカーは、高温で早く乾燥させ、最終行程で香料や油脂を吹き付けることで、毎回安定した同じ薫りのフードを製造しています。その方が、品質も安定しますし製造量も増やすことができるのですが、私たちプリモは、やはり犬の事を第一優先に考えた結果、そのぎりぎりのラインで日々奮闘しています。
一日のうちの温度変化が大きくなる季節になりますと、どうしても仕上がりにバラつきがでてしまいます。何とか品質を安定させるべく研究努力は重ねていますが、薫りづけには何も手を加えていないフードですので、お届けする商品の薫りには変動があるうる事をご理解いただけると幸いです。
安定した薫りのフードをご提供出来るように、今後も引き続き改善努力を重ねてまいります。
引き続き、プリモドッグフードをよろしくお願いいたします。
プリモ 小川紳二