愛犬が突然、全身をブルブルッ!
シャンプーをしたわけでも、お散歩で雨に濡れたわけでもないのに、体を大きく振ることはありませんか?
たとえば、たくさん遊んだ後。
飼い主さんに抱っこされた後。
ブラッシングが終わった時。
何気なく見ていると、「濡れていないのに、どうして?」と思うことがありますよね。
その前に何をしていたのかによって、行動の意味が違う場合があります。
今回は、愛犬の何気ない「ブルブル」に注目してみましょう。
犬が全身を振る動きは、英語で「シェイクオフ」と呼ばれることがあります。
頭からしっぽの方へ向かって、全身をブルブルッと振るあの動きです。
濡れた毛の水分を飛ばす時にも見られますが、体が乾いている時にも起こります。
たとえば、ほかの犬と遊び終わった時や、何かに驚いた後、抱っこやお手入れが終わった後などです。
こうした場面でのブルブルは、緊張や興奮を伴う出来事の後に見られる行動のひとつと考えられています。
また、犬の行動を観察した研究では、ブルブルが遊びなどの活動から別の活動へ移るタイミングに多く見られたことも報告されています。
ただし、ブルブルしたからといって、必ずストレスを感じているとは限りません。
何がきっかけだったのか、その前後の様子も一緒に見ることが大切です。
普段の暮らしを少し思い出してみてください。
愛犬がブルブルする前には、何かきっかけがあるかもしれません。
たとえば、動物病院での診察が終わった後に、全身をブルブルッと振る子がいます。
診察中に緊張していて、その場面が終わったタイミングで体を振った可能性も考えられます。
一方、お昼寝から起きた後など、普段の落ち着いた場面でも見られることがあります。
同じブルブルでも、毎回同じ理由とは限らないのです。
愛犬が体を振ったら、「今、何をしていたかな?」と少しだけ振り返ってみてください。
一度ブルブルして、その後いつも通りに歩いたり遊んだりしているなら、特別な対応が必要ない場合もあります。
ただし、直前に怖がったり、嫌がったりする様子があった時は、少し気にかけてあげたいところです。
たとえば、お手入れの後に毎回ブルブルする場合。
それだけでお手入れが嫌いと決めつけることはできませんが、ほかにも体をこわばらせたり、逃げようとしたりしていないか確認してみましょう。
もし嫌がる様子があるなら、お手入れを短い時間で区切ったり、途中で休憩したりするのもよい方法です。
ブルブルだけで気持ちを判断せず、愛犬の表情や行動を合わせて見てあげたいですね。
ここはぜひ覚えておいていただきたいポイントです。
全身を一度ブルブルッと振る動きと、頭を何度も振り続ける動きは、分けて考えた方がよい場合があります。
耳にかゆみや違和感がある時、犬は頭を振ったり、後ろ足で耳をかいたりすることがあります。
耳の炎症、異物、耳の中の汚れなど、さまざまな原因が考えられるため、繰り返す場合は注意が必要です。
気になる症状がある時は、耳の奥まで綿棒を入れたり、自己判断で耳の薬を使ったりせず、獣医師に相談してください。
特に、頭を傾けたままにする、ふらついて歩けないといった様子がある場合は、速やかな受診が必要です。
もうひとつ知っておきたいのが、全身を大きく振る動きと、小刻みに震える動きの違いです。
全身を一瞬ブルブルッと振るのではなく、体が細かく震え続けている場合は、寒さや恐怖だけでなく、痛みや体調不良などが関係していることもあります。
特に、元気がない、歩き方がおかしい、嘔吐しているなど、ほかの変化を伴う場合は注意が必要です。
「ブルブルしているから、きっと気持ちを切り替えているんだ」と決めつけないことも大切ですね。
犬は言葉で「今ちょっと緊張していたよ」「もう遊び終わりにしようかな」と伝えることはできません。
でも、体の動きや表情には、さまざまな変化が見られます。
ブルブルだけでなく、耳の向きやしっぽの位置、目線、体の動きなども、その子の様子を知る手がかりになります。
もちろん、ひとつのしぐさから気持ちを正確に読み取れるわけではありません。
だからこそ、毎日一緒にいる飼い主さんが「いつもの様子」を知っておくことには意味があります。
次に愛犬がブルブルしたら、その前に何をしていたのか、少しだけ思い出してみてください。
「遊び終わったところだったね。」
「今日は少し緊張していたのかな?」
そんなふうに見ていると、いつものしぐさが少し違って見えるかもしれません。
PRIMOでは、毎日のごはんはもちろん、愛犬との暮らしの中にある小さな気づきも大切にしていただきたいと考えています。
今日も愛犬を見て、ちょっとした発見をする。
そんな時間も、犬と暮らす楽しみのひとつですね。
※体を振る行動にはさまざまな理由があり、しぐさだけで原因を判断することはできません。頭を振り続ける、耳の異常がある、震えが続く、元気がないなどの変化が見られる場合は、かかりつけの動物病院へご相談ください。
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